2011年3月11日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)により
亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、
被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧・復興を願っています。
8月の定例勉強会
(明日香壽川 東北大学教授を迎えて)
(会員向け案内文)
表題の件、以下のとおり開催いたします。
出席予定の方は、ご連絡お願いします(資料、席準備のため)。
◆日 時:2015年8月10日(月)19時〜20時30分
◆テーマ:「主要排出国の削減目標を考える」
◆内 容:米中印ロシア、EU、ブラジル、メキシコ、韓国に続き、日本政府も今月正式発表したことで、主要排出国の削減目標が、ほぼ出そろいました。これ
らを並べるとどんなことが見えてくるのでしょうか。当該テーマの第一人者、明日香 壽川 (あすか じゅせん) 東北大学
東北アジア研究センター教授からお話いただき、その後、自由に議論したいと思います。
◆講師紹介: http://www.cneas.tohoku.ac.jp/labs/china/asuka/
◆会 場:地球・人間環境フォーラム(蔵前)
以下の催しは終了しています。
JFEJ総会
(会員向け案内文)<添付の総会資料省略> 過日(6月1日)、総会・理事会を開催し、今年度から2年間の役員体制が決まりました。
なお、当日は委任状出席をあわせて26名の出席があり、定款により、総会が成立する定足数を満たしております。
◆理事 (< >内はJFEJ での役職)
水口 哲 博報堂<会長>
金 哲洙 日本農業新聞<副会長>
堅達京子 NHK<副会長>
佐藤 淳 読売新聞<副会長>
芦崎 治 フリーランス
大曽根薫 ダイヤモンド社
岡山泰史 山と渓谷社
岸上祐子 フリーランス
高田 功 集英社インターナショナル
滝川 徹 エネルギージャーナル社
田中泰義 毎日新聞
西川美和子 NHK
村田佳壽子 フリーランス
屋木伸司 中央法規出版
山崎和雄 日刊工業新聞
(以上15人 五十音順)
◆監事
清水文雄 エネルギージャーナル社
吉田光宏 フリーランス
(以上2人、五十音順)
なお総会/理事会の開催詳細は次のとおり。
日 時 2015年6月1日(月)19時〜20時45分
総会 19時〜19時25分
勉強会 19時30分〜20時45分 勉強会講師 金哲洙氏(日本農業新聞) 勉強会テーマ 「やせ細る土壌、世界の農地異変を伝える」
場 所 GEFミーティングスペース(蔵前)
5月の定例勉強会
(佐藤彌右衛門会津電力代表取締役社長を迎えて)
(会員向け案内文) 以下の通り定例勉強会を開催いたします。
※遠方の方のため、ゲストのご都合に合わせて急きょ決まりました。
ご了承ください。
★出席の方は、資料等の準備のため、必ずJFEJ事務局にご連絡ください。
◆日 時 2015年5月22日(金)18時半(あるいは19時)〜
◆場 所 一般財団法人地球・人間環境フォーラムミーティングスペース
(台東区蔵前3-17-3蔵前インテリジェントビル8階)
◆ゲスト 佐藤彌右衛門氏(会津電力 代表取締役社長)
◆内 容 先日、エネルギーミックスの原案が出されましたが、それに対する再生可能エネルギーの立場からのご意見などを中心にお話を伺う予定です。
http://aipower.co.jp/about.html
◆ゲスト略歴
合資会社大和川酒造店代表社員
ジザケジャパン株式会社代表取締役会長
プロジェクト会津株式会社代表取締役
日本地酒協同組合理事長
NPO法人まちづくり喜多方理事
一般社団法人ふくしま会議理事
一般社団法人会津自然エネルギー機構理事
定例勉強会「COP21に向け、低炭素社会をつくる金融を考える」
(会員向け案内文)
3月開催の勉強会にご案内です。
日 時:2015年3月31日(火) 19時〜20時30分
場 所:地球・人間環境フォーラムミーティングスペース
ゲスト:本郷 尚 氏(三井物産戦略研究所グリーン・イノベーション事業戦略室研究フェロー)
昨年発表されたIPCC第5次評価報告(統合報告書)をきっかけに、カーボンバジェット(炭素排出枠)の議論が活発になってきました。
CCS(二酸化炭素地下貯留)が注目され、また9月の気候サミット(NY)の前後から、金融機関の役割が重視され、化石燃料産業からお金を引き上げる金融機関、年金基金の例なども、海外メディアは報道しています。
COP20(2014年12月)では、COP21の交渉テキストの案の中で、カーボンプライシングをコスト面で効率的な手法の一つとして確認すべきだ、という意見も取り上げられています。
緩和策や適応策に、十分なお金が回るようにすることで各国や企業の対策を後押ししようと、様々な動きが世界で生まれています。
排出量取引をはじめとする低炭素金融にいち早く取り組み、世界の金融事情、気候変動交渉に明るい本郷尚氏から話題提供をしていただくと同時に、議論の時間を設けます。
定例勉強会「温暖化『適応策』を住明正氏に聞く」
2015年最初の勉強会です。
日時 2015年2月17日(火)19時〜20時半予定
場所 GEFミーティングスペース(蔵前)
講師 住 明正 氏(国立環境研究所理事長)
テーマ 温暖化「適応策」を住明正氏に聞く
今年末にパリで開催される国連気候変動枠組み条約第21 回締約国会議(COP 21)で地球温暖化に伴う気候変動に対する「緩和策」(温室効果ガス削減)が論議されます。
一方で、国内では昨年相次いだ集中豪雨など温暖化の影響とみられる被害が深刻化しており、どう「適応」すべきかに関心が集まっています。
そのため環境省の「中央環境審議会気候変動影響評価等小委員会」は昨年8月から適応策の審議を重ね、今月20日、「わが国における気候変動影響とそのリスク評価に関する報告と今後の課題」を答申しました。
根本的な対策として緩和策は重要ですが、生活や安全に直結する適応策に注目です。
評価等小委員会の住明正委員長(国立環境研究所理事長)に温暖化の影響と対策について話してもらいます。
〈住明正氏 略歴〉岐阜県出身。1973
年東京大大学院理学系研究科修士課程修了、気象庁に入庁。同庁予報部電子計算室、東京大学気候システム研究センター長、同大サスティナビリティ学連携研究
機構教授などを経て、2013年4月から独立行政法人国立環境研究所理事長。著書に「さらに進む地球温暖化」「気候変動が分かる気象学 やりなおしサイエ
ンス講座」「地球史が語る近未来の環境、第4章・気候の近未来予測」など。66 歳。
2014秋開催の「環境ジャーナリスト講座」
 
◎写真は第1回の模様
【以下、開催要旨を残します】
環境問題を追いかける第一線のジャーナリストが参加する「日本環境ジャーナリストの会」
は、この秋、環境ジャーナリスト講座を開催します。自然のすばらしさや保護の必要性を伝えたい。グローバルな地球環境問題に警鐘を鳴らしたい。企業の環境
保護活動を社会に伝えたい。そんな時に必要となる「実践的な取材」「伝える技術」を講義、演習を通じて学べる総合的な講座です。取材経験の豊富なジャーナ
リストが講師を務めます。楽しく学びながら、あなたも環境ジャーナリストとしての第一歩をスタートしませんか?
主催:日本環境ジャーナリストの会
協力:一般財団法人 地球・人間環境フォーラム
地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
チラシPDFがダウンロードできます。
【講義】
09/17
|
環境ジャーナリズムへの招待(総論) |
朝日新聞編集委員 竹内 敬二 |
09/24 |
科学の目で伝える環境 |
毎日新聞科学環境部編集委員 田中 泰義 |
10/01 |
現場取材の技術 |
読売新聞編集委員 佐藤 淳 |
10/08
|
映像メディアで伝える |
NHKプロデューサー 堅達 京子 |
10/15 |
尾瀬と自然保護の歩み
(フィールドワークの準備講座)
|
日本自然保護協会 横山 隆一 |
10/22
|
2足のわらじで書く |
博報堂/ジャーナリスト 水口 哲 |
10/29
|
出版メディアの伝え方 |
山と溪谷社 岡山 泰史
ダイヤモンド社 大曽根 薫 |
11/05
|
食と農を伝える |
日本農業新聞記者 金 哲洙 |
11/12
|
フリーライターの生き残り戦略 |
フリーランス 芦崎 治 |
11/19
|
編集で見せる、読ませる |
集英社インターナショナル 高田 功 |
11/26
|
実践的、記事作成講座(まとめ) |
複数の講師による作品の合評 |
*全回出席者には修了書を発行します。
日時:上記の日程で毎週水曜日、18:30〜20:30
参加費用:会場にていただきます。
一般:11 回分一括払い 16,500円(1,500円/ 回)
1講座毎受講の場合 2,000円/ 回
日本環境ジャーナリストの会会員:500円/ 回
*お申し込み多数の場合、先着順となります。定員を超えた場合はご連絡を差し上げます。
定員:9/17:90名,9/24〜11/26:各回40名
*フィールドワーク(下記の「演習」)費用は別途かかります。
*領収書がご入用の方は受付でお知らせください。
会場:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学1F
JR渋谷駅東口 または 東京メトロ表参道B2 出口利用
申込先:下記の申込フォームから登録できます。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/95dfeac5314626
FAX :03-5825-9737,E-mail:jfej.seminar●gmail.com (●に@が入る)
*FAX もしくはE-mail でのお申込みの場合は、タイトルを「環境ジャーナリスト講座申込」とし、氏名・連絡先電話番号・ご所属・役職・E-mail アドレス・会員か非会員の別を記載の上、お送りください。
*ご記入いただきました個人情報は、今後同種のご案内に限って活用させていただくことがあります。
*セミナーの模様を、当会のホームページ等に掲載することがございますので、ご了承ください。
お問合せ先:TEL:03-5825-9735(一般財団法人 地球・人間環境フォーラム)
【演習】
横山隆一さん(日本自然保護協会)と歩く!
尾瀬から見る自然保護運動の歴史体験ツアー
10/18(土)〜19(日)
日本の自然保護運動は尾瀬からはじまったと言われています。古くは水力発電用のダム計画によって尾瀬ヶ原が水没の危機にさらされ、尾瀬沼は水位を上げ太平
洋側に取水されてきました。その後も縦貫する県道開発の中断、オーバーユース問題とゴミ持ち帰り運動やマイカー規制、木道とその管理問題、排水パイプライ
ン設置問題などで注目され、最近ではクマによる人身事故やシカの食害問題に加え、放射能汚染も危惧されています。この尾瀬を歩くこと(今回は尾瀬沼エリ
ア)は、日本の自然保護運動の歴史を概観し、体感する絶好の機会といえます。快適な山小屋に一泊しながら、たっぷりとお話を聞く時間を設け、時間的にも体
力的にも余裕ある計画です。健脚自慢でない方でもぜひご参加ください。
日程(予定)
10/18(土)
東京発〜群馬県片品村の大清水まではバスで移動(約4 時間)。
大清水小屋の笠原吉雄さんに、ショートインタビュー。
大清水〜一ノ瀬休憩所〜岩清水〜三平峠〜尾瀬沼までゆっくり歩いて約3時間。
尾瀬沼ヒュッテ宿泊。夜は小屋の支配人
から尾瀬の歴史インタビュー。
10/19(日)
大江湿原〜尾瀬沼〜三平峠〜一ノ瀬〜(旧道経由)〜大清水(徒歩で約2時間)。
その後、大清水からバスで帰京。
*料金、交通、申込方法等の詳細は後日、本サイト(http://www.jfej.org/)にて発表。
横山 隆一 氏
1958年生まれ。生粋のコンサベーショニスト(保全活動家)として長く活躍。白神山地(青森・秋田県)や白保(沖縄・石垣島)、赤谷の森(群馬県)といった貴重
な自然を開発の荒波から守ってきただけではなく、自然保護地域の拡大や日本最大の自然保護団体の企画運営にも直接関わり、日本の自然保護運動の歴史や転換
点を現場で体験されています。
広報と報道メディアのシンポジウム
2014年9月17日からの連続講座に先立ち、以下のとおりシンポジウムを開催しました。
◆内容
「広報と報道メディアのシンポジウム 」
広報にとってメディアは、どう映っているのか?
メディアにとって企業広報とはどんな存在なのか?
お互いのホンネをぶつけ合い、広報マンと報道する側とに新たな信頼関係を醸成する。
日本環境ジャーナリストの会(JFEJ)が企画立案、主催する刺激的環境系シンポジウム。
◇広報側パネリスト
石油連盟技術環境安全部長(前広報室長) 橋爪吉博氏
キリン(株)環境推進部環境情報担当 山村宜之氏
(独)情報処理推進機構顧問(元NEC広報部) 青木日照氏
◇JFEJ側パネリスト
日刊工業新聞社論説委員 山崎和雄氏
毎日新聞社科学環境部編集委員 田中泰義氏
フリーランスライター 芦ア治氏
◇司会
(株)エネルギージャーナル社代表取締役 清水文雄氏
■日時:9月10日(水)18時30分 〜 20時30分
■場所:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
渋谷区神宮前5−53−70 国連大学ビル1F
■参加費:500円

総会及び特別勉強会
日 時◆2014年6月18日(水)
総 会 18時25分〜18時55分
勉強会 19時〜20時(うち、講演40分+質疑20分)
場 所◆京橋会議室(GEF分室)
<総会>
総会及び理事会が開かれ、平成25年度活動報告、同会計報告及び26年度予算が承認されました。
会長に佐藤淳氏が再選(2期目)。理事が2名交代し、岸上祐子氏と大曽根薫氏が加わることとなりました。
新年度の事業として、今秋の環境ジャーナリズム講座開催などが議論されました。
<勉強会>
講 師◆甲斐沼美紀子氏(国立環境研究所フェロー)
テーマ◆ 「IPCC第5次評価報告書の概要とシナリオ 第3作業部会を中心に」
内 容◆本年4月に発表されたIPCC第3作業部会報告書で「エネルギーシステム」の章の主執筆者を務めた甲斐沼美紀子・独立行政法人国立環境研究所社会環境システム研究センター・フェローから、報告書の概
要などについてお話しいただきました。

「環境ライブラリー」事業
第2回勉強会 金子美登氏インタビュー
JFEJでは、「環境ライブラリー」事業として、以下のインタビューを開催いたします。
「環境ライブラリー」は、環境保護・保全の第一線で活躍され、日本の環境問題の歴史的証言者の方々に、数十年にわたるそれぞれの取り組みについてのお話を
うかがい、「日本の環境問題の歴史」として、映像、活字などの形でその記録を残そうという試みです。
さまざまな環境保護運動の第一線で活躍されてきた人物を定期的にお招きして、勉強会を開いてお話をうかがい、それをまとめる作業を進めていきます。
◆詳細は添付をご覧ください。<PDFファイルがダ
ウンロードできます>
第2回は、霜里農場の金子美登氏です。
日時: 2月13日(木) 18:30〜20:30
開催場所: 連合会館5階 501号室
(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
参加費: 会員:無料 非会員:1000円
平成25年度地球環境基金助成事業
公開シンポジウム 自然の恵み「生態系サー
ビス」をどう報道するか
主催:日
本環境ジャーナリストの会(JFEJ)
協力:早稲田環境塾/地球・人間環境フォーラム
2010年の生物多様性条約第10回締約国会議
(COP10)をきっかけに、一般にも少しずつ知られるようになった「生態系サービス」という新しい概念。「生態系から生まれるさまざまな自然資源から人
間が恩恵を受けている」という、この新しい考え方を、ジャーナリズムはどのように伝えていけばよいのでしょうか。
日本環境ジャーナリストの会(JFEJ)では、地球環境基金の助成を受けて、2011年から「生態系サービスをどう報道するか」をテーマに、取材・研究
を続け、過去2回のシンポジウムなどを通じて活動報告をしてきました。今回はその総まとめとして、新聞、テレビ、雑誌、ウェブなど各メディアで実践してき
た取材報道の報告と成果を広く共有するために、公開シンポジウムを開催いたします。
開催日時:2014年1月22日(水)
午後7時〜 (6時半受付)
開催場所:日本記者クラブ小会議室
資 料 代:500円(JFEJ会員は無料)
【プログラム】
開催あいさつ 佐藤 淳(読売新聞/JFEJ会長)
<取材活動報告>
◆「有機農業と循環社会の実現 〜小川町を例に〜」
金 哲洙(日本農業新聞/JFEJ副会長)
早くから有機農業に取り組み、農業研修者受け入れや農業者大学、就農準備校の講師、サポートなどを手がけてきた小川町の金子美登さん。これまでに、多数
の人びとの受け入れを通じて、有機農業と循環型社会の実現に尽力してきた活動を紹介します。
◆「映像メディアで伝える“生態系サービス”〜身近な問題として考える
ために〜」
堅達京子(NHKプロデューサー/JFEJ)
2010年開催のCOP10の際に、「SAVE THE
FUTURE 科学者ライブ」という番組を通して、“生態系サービス”という難しい概念をわかりやすく伝えた試みからの知見や、NHKの番組「里山資本主
義」シリーズの展開、NHKエコチャンネル(ウェブ)や新書などを通して見えてきた、暮らしや価値観、地域再生の課題として伝えることの大切さをお伝えし
ます。
◆「生物多様性のまちづくりを書く」
水口 哲(ジャーナリスト/JFEJ理事)
ヒートアイランド、アレルギー人口の増加、大気汚染。都市生活に随伴するこれら3つの問題解決策として、生物多様性のまちづくりが欧州で始まっている。
まちづくりの観点から、生物多様性を報道した経験と今後の可能性を説明します。
<パネルディスカッション>
◆「生態系サービスの報道手法 〜利根川流域を例に〜」
司会進行:高田 功(集英社インターナショナル/JFEJ副会長)
パネラー:金 哲洙(日本農業新聞/JFEJ副会長)
堅達京子(NHKプロデューサー/JFEJ)
水口 哲(ジャーナリスト/JFEJ理事)
◆総括 原 剛(早稲田環境塾塾長)
チラシがダウンロードできます(開始時刻が7時に変更されたことが反映され
ていません)
<PDFファイルはこちら> <Wordファイルはこちら>
「環境ライブラリー」事業 第1回勉強会
宮脇 昭 氏インタビュー
会員の皆様
日本
環境ジャーナリストの会は、本年度より「環境ライブラリー」プロジェクトを、立ち上げました。
戦後70年、日本の環境問題は、戦後高
度経済成長期の公害問題、自然保護運動、地球環境問題などへと広がりました。
「環
境ライブラリー」は、環境保護・保全の第一線で活躍され、日本の環境問題の歴史的証言者の方々に、数十年にわたるそれぞれの取り組みについてのお話をうか
がい、「日本の環境問題の歴史」として、映像、活字などの形でその記録を残そうという試みです。
本年
度より、さまざまな環境保護運動の第一線で活躍されてきた人物を定期的にお招きして、勉強会を開いてお話をうかがい、それをまとめる作業を進めていこうと
思っております。
その第1回目としまして、11月29日(金)に、これまで50年以上にわたり世界中に「4000万本の木を植えた男」、植物生
態学者・宮脇昭氏をお招きして、日本の自然保護運動の起源と、その中における森づくりについてのお話をうかがっていきたいと思っております。
宮脇
氏は、横浜国大名誉教授で、IGES国際生態学センターのセンター
長として、日本はもちろん、ブラジル・アマゾンやインドネシア・ボルネオの熱帯雨林再生、黄砂を防ぐ中国万里の長城への植林など、50年以上もの間、世界各地で森を
よみがえらせています。
もし
その土地に人の手が入っていなかったら、もともとはどのような植生だったのかをつきとめる「潜在自然植生」の理論をもとに、宮脇氏は、その土地本来の植生
による森づくりを50年以上の間、進めてきました。
ま
た、3・11の東日本大震災以降は、被災地の瓦礫をそのまま活用し、瓦礫のうえに土地本来の樹木を植えて、全長150kmにわたる「森の防潮堤」を作る
構想を打ち上げて、実際に森づくりを進めています。
この
宮脇氏のこれまでの取り組みの歴史を、たっぷりと語っていただきます。
日 時: 11月29日(金) 18:30〜20:
30
開催場所: 集英社アネックスビル 8F会議室
参加費 : 会員:無料 非会員:1,000円
※参考文献:一志治夫・著『宮脇昭 果てなき闘い ―魂
の森を行け・新版―』(集英社インターナショナル発行)
2013年11月の定例
勉強会
●11月18日(月) 18:30〜
シリーズ
「環境報道”冬の時代”の環境ジャーナリズム」第2回
「新しく、懐かしく、持続可能なまちづくりの連載
『”モダンな中世”都市紀行』
(ハウジングトリビューン誌、創樹社、2013年2月〜9月、全14回)を終えて」
内容は、エネルギー・ケア (治療、介護)・食の地域 自給、木造都市づくり、住民、自治体による公共空間や雇用の場の再構築です。
場所 一般財団法人地球・人間環境フォーラム会議室
講師 水口哲
2013
年10月の定例
勉強会
●10月24日(木)18時半〜
<特別勉強会>(気象キャスターネットワークとの共催です。定員:各団体20名)
ゲスト:江守正多氏(国立環境研究所室長)
内容:今月出版の『異常気象と人類の選択』(角川SSC新書)をテーマに、
勉強会を行った。
場所:一般財団法人地球・人間環境フォーラム別室(東京メトロ「京橋駅」より3分)
●10月22日(火)18時半〜
生
態系
の復元力を活かした津波からの田んぼの復興
ゲスト=岩渕成紀(NPO法人田んぼ理事長)
場所:一般財団法人地球・人間環境フォーラム会議室
日本環境ジャーナリスト会
(JFEJ)は2013年10月22日、NPO法人「田んぼ」の岩渕成紀(しげき)理事長を招き、定例勉強会を開いた。「生態系の復元力を活かした津波か
らの田んぼの復興」と題した報告で、岩渕さんは、東日本大震災後に取り組んだ被災した水田を復興させる活動や、稲刈り後の使っていない水田に冬の間、水を
張る「冬水田んぼ(冬期湛水(たんすい))水田」の取り組みについて紹介した。(報告者 金哲洙)
岩渕さんの発言要旨:
津波を受けた土地は豊作になるとの
話をよく聞く。我々は、生態系の復元力を活かして津波からの復興ができないのか考えた。特に谷津田のような小さな田んぼは、政府などの支援が届かず、復興
が遅れている。そこで、コミュニティの力やボランティアの力をかりて復興を進めた。
日本人1人あたりの農地面積は2平
方キロメートルだが、ヨーロッパはその10倍、米国は100倍だ。経済性の観点からすれば、同じ土俵で議論することは不可能だが、残存する湿地、川、遠く
から渡り鳥が来る土地を含む「ファームスケープ」(風致)の観点からすれば、日本の水田は非常に生物多様性が高いという優れた特徴がある。我々の調査によ
ると、日本の田んぼには植物、昆虫、菌類を含め5668種もの生物が暮らしている。そのうち植物は2075種だ。
多くの人は透明な水の田んぼを想像
するが、田んぼには光合成をする菌類が入っている。海の珪藻類がさまざまな生き物を育てるのと同じだ。水田も同じ効能を保つ。多くの人は、それを忘れてい
る。健全な田んぼは藻類などが豊富で、窒素などを固定しながら、肥料分がなくても稲を育てる。水田にはもともと、そうした循環の仕組みがあった。これを再
認識しなければいけない。
それから、水の無限な力。我々が活
動する宮城県の蕪栗沼の冬水田んぼには鷺(さぎ)が多く飛来する。生き物調査で分かったが、鷺はドジョウを食べる。そしてドジョウはミミズのようなもの
を食べる。冬水田んぼにはドジョウもミミズも通常の水田の5倍もいた。
我々は、天然のため池や小さな川が
あったりするところのように、お金がかからないところを選んで冬水田んぼとして推薦している。田んぼはメダンガスを出すので地球温暖化を促進するという話
はあるが、実は、田んぼは酸素も放出しているので、この部分を計算に入れる必要がある。そうしないと田んぼの温暖化ガス排出を正確に評価することができな
い。
津波被害にあった田んぼの復活、復
興プロジェクトは、2011年5月27日にスタートした。津波の後の田んぼは珪藻類が非常に豊富。うまく管理すれば稲はよく育ち、収穫量も上がる。水
の力を利用した冬水田んぼにすれば1年で回復する。昆虫類は早く戻るが、貝のダメージは大きい。政府の復興事業で行われている土を入れ替える除塩工事で
は、工事中は塩分が下がるが、工事が終わると塩分が戻ってしまう。除塩工事が行われた農地の中には、塩分が戻り、水田が全滅したところもあるが、我々が冬
水田んぼに取り組んだ水田では豊作だった。
2013年9月の定例
勉強会
●9月17日(火)18時半〜
ゲスト=大野輝之氏(元・東京都環境局長/現・(公益)自然エネルギー財団事務局長)
近著『自治体のエネルギー戦略――アメリカと東京』
(岩波新書): の内容をベースに、都の温暖化政策の形成過程などを中心にお話しいただきました。
●9月5日(木)18時半〜
場所 一般財団法人地球・人間環境フォーラム会議室
内容 シリーズ「環境報道”冬
の時代”の環境ジャーナリズム」第1回
講師 高田功(集英社インターナショナル)
3.11以降、環境問題は震災問題、エネル
ギー問題に飲み込まれ、安倍政権誕生以降は、国土問題に埋没しつつあるように見えます。
そうしたなか、会員の現在の仕事を通じて環境ジャーナリズムを考える機会としたい。
第1回は、読者視点の”小文字”言葉で、沖縄の戦争史を発掘してきた佐野眞一氏の編集を担当して10
年の高田功氏です。
生態系サービスの報道手
法に
関する研究
日本環境ジャーナリストの会では、独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成により「生態系サービスの報道手法」に関する活動を続けてきましたが、
このたび早稲田環境塾と共同の
報告書(第2弾)ができました。 (2013年3月)
[生
態
系サービスの報道手法に関する研究とセミナー報告書(第2弾)]
上の行をクリックするとPDFファイルでダウンロードできます。
なお、報告書第1弾はこのページを下にスクロールして、記事中からダウンロードできます。

日本環境ジャーナリストの会(JFEJ)主催 シン
ポジウム
ジャーナリズ
ムは「自然の恵み」をどう伝えるのか?
−
利根川流域の生態系サービス−
《地球環
境基金助成事業》
日本環境ジャーナリストの会(JFEJ)では、地球環境基金の助成を受けて一昨年より「生態系サービスをいかに報道するか」をテーマ
に、利根川流域を例に、取材・研究を続けております。
2010 年の生物多様性条約第10
回締約国会議(COP10)をきっかけに、一般にも少しずつ知られるようになった「生態系サービス」という新しい概念。「生態系から生まれるさまざまな自
然資源から人間が恩恵を受ける」というこの新しい考え方を、ジャーナリズムはどのように伝えていけばよいのでしょうか。
JFEJ
は、利根川の流域で生態系サービスを受給している研究者、市民組織、自治体、各産業従事者、ジャーナリストなど、さまざまなセクターの方々にご協力いただ
きながら、取材・研究を続けて参りました。その経過報告として、以下の通りシンポジウムを開催いたします。利根川の上流から下流にかけて、その「自然の恵
み」について、それぞれの活動、これまでの取り組み、その報道の手法について、活発な意見交換の場にしたいと思っております。ぜひご参加ください。
*********************************
【プログラム】(敬称略)
開催挨拶 高田功(集英社/日本環境ジャーナリストの会<JFEJ>会長)
第1部 利根川水源地の環境保全とその報道
清水英毅(森林塾青水塾長)
出島誠一(日本自然保護協会)
高橋英俊(みなかみ町環境課環境政策グループ グループリーダー/ 「月夜野ホタルの里」担当)
◆聞き手/岡山泰史(山と渓谷社/JFEJ理事)
第2部 利根川流域の自然の恩恵と報道
寺田 優(自然醸造「寺田本家」代表取締役)
戸石四郎(銚子在住著述家)
◆聞き手/原 剛(早稲田環境塾塾長/JFEJ元会長)
第3部 利根川流域の「自然の恵み」をどう伝えるか?
原 剛(早稲田環境塾塾長/JFEJ元会長)
明珍美紀(毎日新聞記者/水と緑の地球環境本部委員)
金 哲洙(日本農業新聞記者/JFEJ理事)
【日 時】 2013年1月30日(水)18:30〜20:30(受付18:00〜)
【場 所】 日本プレスセンタービル 9階会議室
(東京都千代田区内幸町2−2−1)
【資料代】 500円(JFEJ会員は無料)
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会員の方は無料ですが、資料準備、定員の都合上、事前にお申し込みをお願いします。
お申し込みはJFEJ事務局にメール(ask@jfej.org)またはFAX(03-5825-9737)で以下の必要事項をお送り下さい。
定員になり次第、締め切りといたします。
◆◆氏名、ふりがな、所属(勤務先/学校)、連絡先(電話番号、メールアドレス)◆◆
チラシ(PDF
ファイル)がダウンロードできます。
定例勉強会「ノ
ルウェイの持続可能な漁業と、東北の水産業の再生」
日時 12月18日(火曜日)19時〜20時30分
場所 地球人間環境フォーラム内
東日本大震災からの復興を目指し、岩手、宮城の水産関係者はノ
ルウェイの持続可能な漁業から学び、その成果をもとに国内水産業の再生に向けた提言を、今月まとめました。
ノルウェイの漁業は、最新の生態学に立脚した資源管理型であり、ま
た、船員の労働環境も、個室完備、週休2日制の実施等、日本とはかなり違うものだと言われて
います。
ノルウェイの持続可能な漁業に詳しいPer Christer Lund (PhD) 氏
<>(ノルウェイ環境科学センター研究員、ノルウェイ大使館勤務)に、同国の漁業と、
東北とのかかわりについてお話しいただきます。
定例勉強
会「震災と原発
事故 私たちは、どう伝えたか」
日時:7月9日(月)18時45分〜20時30分
場所:財団法人地球・人間環境フォーラム会議室
講師:堅達京子、西川美和子(NHK)
内容:昨年の3.11以来、NHK
の制作プロデューサー(堅達)、ディレクター(西川)として何を考え、どんな番組をつくったか、そして、どんな手ごたえがあったか。体験をもとに話してい
ただきました。
関連サイト:
NHKエコチャンネル(http://www.nhk.or.jp/eco-channel/)
JFEJ総会・特別勉強会
日 時 2012年6月13日(水)
場 所 財団法人地球・人間環境フォーラム ミーティングルーム
http://www.gef.or.jp/access/index.html
◆総会 18時30分〜18時50分
◆特別勉強会 19時〜20時30分
鼎談:原剛氏、竹内謙氏、岡島成行氏
タイトル:「環境報道の20年」
定例勉強
会「福島県、再
生可能エネルギー立県の可能性」
《2012年度の勉強会について》
環境ジャーナリストの会として今年度は、「原発事故からの復興」と「グリーン・エコノミーの現在 『リオ+20』のテーマを聞く」の2本柱で進めたいと考
えています。 (担当:水口、滝川)
●【原発事故からの復興】
東京電力福島第一原発事故から1年がたち、汚染自治体での除染作業が本格化する一方で大飯原発の再稼動の是非が問われています。そうした中で昨年初めて、
知事、県議会、地元紙が脱原発を打ち出した福島県の動き、除染・廃炉ビジネスの現況、被災地で芽吹く復興への動きを聞きます。
第1回は以下のとおりです。
テーマ 「福島県、再生可能エネルギー立県の可能性」
日 時 5月8日(火)午後6時半〜
場 所 地球・人間環境フォーラム会議室
講師 藤野純一氏
国立環境研究所主任研究員、中央環境審議会地球環境部会委員、会津みしま自然エネルギー研究会顧問、飯舘村の「いいたてまでいな復興プラン」庁内検討委
員、福島県再生可能エネルギー検討委員会委員。
低炭素シナリオ研究が専門だが、昨年より、実践の場として、福島県内の再生可能エネルギープランづくりにかかわる。
●8日の研究会に赤坂憲雄・東日本復興委員が合流
5月8日の藤野さんを迎えての勉強会ですが、赤坂憲雄氏(学習院大学教授、福島県立博物館館長
、東日本大震災復興委員、福島県復興委員)が加わりました。
生態系サービスの報道手
法に
関する研究
日本環境ジャーナリストの会では、平成23
年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成により「生態系サービスの報道手法」に関する活動を続けてきましたが、このたび早稲田環境塾と共同の
報告書(第1弾)ができました。 (2012年3月)
[生
態
系サービスの報道手法に関する研究とセミナー報告書(第1弾)]
上の行をクリックするとPDFファイルでダウンロードできます。
(2012.05.09) 第1部1-4-2で執筆者校閲内容が反映されていない部分があり、PDFファイルを差し替えました。
これまでにすでにダウンロードした方は、お手数ですがもう一度ダウンロードしなおしてご覧ください。
以下に、これまでの活動記録を残します。
なお、各勉強会の報告書は上記報告書にも含まれています。
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(2011年度地球環境基金助成活動報告会)
「生態系サー
ビスをどう報道するか」
〜農業、水資源、エネルギー政策と
関連して〜
を2012年2月16日に開催
2011年
は、生態系サービスと関連が深い3つの分野で、転換が起きた。TPP交渉に揺れた農業、災害と原発事故をきっかけに安全性、希少性を再認識した水資源、そ
して自然エネル
ギーが政策目標になったエネルギーの3分野である。
これら3分野の政策転換、災害、事故を受けて、報道も
転換を余儀なくされている。
これまでの縦割り報道を超えて、生態系、暮らし、社会全体への影響と対応策を見通す報道を模索した昨年でも
あった。
3分野での報道現場での実践を踏まえ、今後の方向性を話し合う。
2011 年度地球環境基金助成活動報告会
「生態系サービスをどう報道するか」
〜農業、水資源、エネルギー政策と関連して〜
日時: 2012年2月16日(木)18:30−20:30(受付18:00〜)
会場: 日本プレスセンタービル9階大会議室(東京都千代田区内幸町2の2の1)
登壇者:
主催者挨拶
高田功(集英社インターナショナル JFEJ会長)
第1部 農業、水資源、エネル
ギーの転機と報道― 発表者
金 哲洙 日本農業新聞 (自由貿易協定に揺れる農業環境政策の報道)
小林 聡 上毛新聞沼田支局長 (水源地と都会をつなぐ報道)
竹内敬二 朝日新聞編集委員 (原
発とエネルギー。政策の転機を書く)
福島県・地元紙記者 (調整中)
第
2部 縦割り報道を超えて(全体討論)
生
態系、暮らし、社会全体への影響と対応策を見通す報道を目指して、何が必要か
定員: 50名
資料代:
500円(報道関係者無料)
※問合せは日本環境
ジャーナリストの会(mail: ask@Jfej.org tel: 03-3813-9735)
[チラシPDFダウンロー
ド]
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2011年夏に開催した「生態系サービスの報道手法に関する研究とセミナー」研究会について
下記に記事あり。 [ここをクリックするとジャンプ]
第1回 中静 透氏
第2回 鷲谷いづみ氏
第3回 富田涼都氏
それぞれの報告書もダウンロードできます。
「生態系サービスの報道
研究プロジェクト」
釧路湿原で“シマフクロウ”視察取材
JFEJが
本年度、環境再生保全機構「地球環境基金」から助成をいただいている事業「生態系サービスの報道手法に関する研究とセミナー」に関しては、8月に3回の「生態系シリーズ」勉強会を実施しましたが、12月9日より釧路湿原で視察・取材を行いまし
た。

虹別コロカムイの会による、シマフクロウの巣箱点検

摩周湖の伏流水を水源とする西別川。
畜産廃棄物の流入規制で、近年は水質が非常によくなったという。
手前側の背後に河畔林植樹事業地域がある。川の向こうは牧場

釧路市動物園のシマフクロウ。
近く旭川、札幌の動物園に移される予定

「タンチョウの来る駅」JR茅沼駅ホームの前で
釧路・西別川流域取材の事前勉強会を
開催(11/28)
JFEJ会員各位
JFEJで
は、過日ご案内のとおり、環境再生保全機構「地球環境基金」からいただいている助成事業「生態系サービスの報道手法に関する研究とセミナー」に関して視
察・取材を行います《下記》。
つきまして
は、その事前勉強会をかねて、以下のとおりゲストをお招きします。
以
下、案内文です******
日本環境ジャーナリストの会と早稲田環境塾では、今年度、生態系サービスを一次産業、生態
学、経済学の3つの視点でとらえ、報道などを通じて表現する方法を、実践・研究しています。
西別川での虹別コロカムイの会の活動は、上記3つの視点で、報道・研究する対象として最適
なものの一つと考えております。
同時に、TPPなどの自由貿易協定
締結後の農林水産業のあり方を考える材料としても、全国的な価値をもつものと考えております。
そうした観点から、以下のお二人のお話を頂戴します。
日時: 11月28日(月)18:30〜
場所:
財団法人地球・人間環境フォーラム 会議室
ゲスト:
農林水産政策研究所より研究者をお招きします。(杉戸氏、田中氏)
定例勉強会「Rio+」
テーマ: 「Rio+20」
講 師: 奥村重史氏(三菱総研 環境・エネルギー研究本部主任研究員)
日 時: 2011年11月2日
(水) 18:45〜
場 所: 地球・人間環境フォーラムミーティングルーム

【11月2日勉強
会報告】
今回の勉強会のテーマは「リオ+20」、講師は
三菱総研環境・エネルギー研究本部主任研究員の奥村重史氏。
1992年にブラジルで開催されたリオ・サミット(環境と開発に関する国連会
議)から20周年を記念して、来年(2012年)6
月4〜6日にリオデジャネイロで開催されるのが「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」。会議では、
@20年経ってリオ・サミットで合意したことがどれだけ進捗して、どんな課題
が残っているか
A20年経って新たに出てきた課題についての論議
Bリオ宣言から20年経って、新たな政治的宣言
――が期待されている。
それに向けての日本国内の準備作業として
は、政府(外務省、環境省)と市民レベルがあり、市民レベルでは関心をもつステークホルダーが今年7月13日に「リオ
+20国内準備委員会」を設立した。その事務局を三菱総研が請け負い、その事
務局メンバーとして中心的に活動している一人が奥村氏である。
奥村氏は「リオ+20の中心的
テーマの一つはグリーン・エコノミーだ」とみる。グリーン・エコノミーについての定義は固まっていないが、いまは(定義は先送りして)環境と経済の好循環
を進める具体的施策を提示し、論点とする方向になっている、とした。
さらに、リオ+20に向けた日
本政府の「成果文書へのインプット」と国内準備委員会の「提案」について資料に基づいて解説、積極的な韓国などの動き、国内関係者・団体の動きなどについ
て具体的で示唆に富んだ講演をしていただいた。(文責・滝川)
「生態系サービスの報道
手法に関する研究とセミナー」
について
JFEJでは本年度、(独)環境再生保全機構の環境基金より「生態系サービスの報道手法に関する研究とセミナー」について助成金をいた
だけることになりました。
これは、@生態系サービスを自然科学と経済学で表現する研究者、A自然と生業・産業との折
り合いを探る職業人、Bそれを報道・情報化するジャーナリスト、これら三者の連携が重要であることから、その三種類の担い手の発掘、組織化をはかるための
勉強会を複数回にわたって開催するものです。
第1弾として、研究者から現状と展
望を学ぶ研究会を連続して3〜4回実施する予定です。
各回定員は20名程度ですので、ご
関心がある方は事務局までお問い合わせください。
◆
第1回、第3回はすでに終了、第2回は下記のとおり8月29日に開催します。
(*調整の都合により、第3回が第2回より先になりました)
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●
生態系サービスの報道手法に関する研究とセミナー 研究会第1回
生態系サービスの評価と課題
〜被災地の生態系サービス〜 復興の視点から
日 時: 7月28日(木)18:30-20:30
場 所:
財団法人地球・人間環境フォーラム会議室
講 師:
中静 透 氏 (東北大学 大学院生命科学研究科 生態システム生命科学専攻 教授)
講師略歴:森林総合研究所、国際農林水産業研究セン
ター、京都大学生態学研究センター、総合地球環境学研究所を経て、2006 年4 月より現職。


[議事録のPDFがダウンロー
ド
できます]
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●
生態系サービスの報道手法に関する研究とセミナー 研究会第3回
生態系サービスによる
「人と自然のかかわり」評価の可能性と課題
◆第3回です。調整の都合により、これより後の日にち(8月29日)を第2回としてご案内しています。
日 時: 8月22日(月)18:30-20:30
場 所:
財団法人地球・人間環境フォーラム会議室
講 師:
富田涼都 氏 (静岡大学 農学部 共生バイオサイエンス学科助教 博士(環境学))
講師略歴:1979年
東京都生まれ。東京大学大学院新領域創成科学研究科修了。博士(環境学)。専門は環境社会学、環境倫理学。自然再生事業と地域社会の関係、市民参加型調査
とガバナンスについての研究など。
・「自然環境に対する協働における「一時的な同意」の可能性―アザメの瀬自然再生を例に」『環境社会学研究』16号
(2010年)
・「熟議型市民政治とローカルな共的管理の対立を乗り越えるために」『環境倫理学』(東京大学出版会・2009年)
・「ひとや社会から考える自然再生―自然再生はなにの再生なのか」『自然再生のための生物多様性モニタリング』(東京大学出版会・2007年)
参
考URL: http://www.agr.shizuoka.ac.jp/bs/environmental_philosophy/index.html

[議事録のPDFがダウンロードできます]
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●
生態系サービスの報道手法に関する研究とセミナー 研究会第2回
テーマ:生態系サービスと里山
日時: 8月29日(月)18:30-20:30
場
所: 財団法人地球・人間環境フォーラム会議室
講
師: 鷲谷いづみ氏(東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)
講師略歴:東京大学大学院理学系研究科
修了(理学博士)。
筑波大学講師、助教授を経て、東京大学教授(大学院農学生命科学研究科)。
生態学・保全生態学(植物の生活史の進化、植物と昆虫の生物間相互作用、
生物多様性保全および生態系修復のための生態学的研究など)。
著書として、『日本の帰化生物』『保全生態学入門-遺伝子から景観まで』
『オオブタクサ、闘う-競争と適応の生態学』『マルハナバチハンドブック』(共著)
『サクラソウの目-保全生態学とはなにか』『生物保全の生態学』
『よみがえれアサザ咲く水辺−霞ヶ浦からの挑戦』(共編著)
『生態系を蘇らせる』『里山の環境学』(共編著)『タネはどこからきたか』
『外来種ハンドブック』(監修)
『さとやま――生物多様性と生態系模様』(岩波ジュニア新書)
参考URL: http://www.es.a.u-tokyo.ac.jp/labo/labo_ce.htm

[議
事録のPDFがダウンロードできます]
[2012年2月16日報告会案内に戻る]
夏の見学会◆非電化工房(栃
木県・那須塩原)
http://www.hidenka.net/jtop.htm
◆日時 2011年8月28日(日)13時〜18時ごろ

写真前列左、愛犬を抱えているのが非電化工房主催者・藤村靖之氏
平成23
年度総会を開催
6月20日(月)、財団法人地球・人間環境フォーラム・
ミーティン
グルームにおいて理事会及び平成23年度の総会を開催。志葉・半井が理事を退任し、新理事に岡山泰史・金哲洙・堅達京子が就任。会長任期終了の田中泰義に
代わって互選により新会長に高田功、副会長に芦崎治・佐藤淳・水口哲が就任しました。
特別勉強
会:
福島原発事故を踏まえてのエネルギー問題
6月20日(月)、上記の総会に引き続き、特別勉強会を開催。
講演者に環境エネルギー政策研
究所所長の飯田哲也氏を迎え、福島原発事故を踏まえてのエネルギー問題について語っていただきました。
飯田氏は、3月11日に福島第一原発で明らかに重大な事態が進行しているのに適切な対応をせず、いたずらに福島の市民に放射性物質を浴びせるに至った経緯
や、その後の「無」計画停電などについて、官邸・東電等の対応を批判。また、このところの節電キャンペーンは原発必要論を喚起するためのもので、この夏も
電気は足りること、自動車になぞらえるなら無車検・無保険状態の全国の原発はまず止めるべきであることなどを指摘。さらに、すでに老朽化している原発によ
る発電比率は20年以内に必然的に下がるが、ちょうど革命的に進展している自然エネルギー技術への置き換えが可能であることなどを語りました。


*2011年前半までの活動記録はこちら。
新
刊案内: 『京都環境
学』
早稲田環境塾の原剛先生より、以
下の書籍のご案内をいただきました。
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早稲田環境塾の第2叢書、
『京
都環境学』―宗教性とエコロジー (藤原書店刊 定価2000円)
が3月30日発売されました。
文化としての環境日本学の創成を目指す早稲田環境塾の骨組み
が、京都の聖域と水俣病の現場との迫真の斬り結びにより明示されています。
早稲田環境塾が現場から発信してきた多彩なメッセージが、「京
都環境学」によって具体的に焦点を結ぶことになりました。
是非、お目通しいただき、メッセージを広げるべくお力添えいただきますようお願いします。「京都環境学」の帯の記事を紹介します。
京都に根差す宗教界の最高権威が、平明に語りかける。
「いのちはめぐる」
東日本大震災以後、潜在・顕在的に拡がる現代文明への不信・不安に対して、求められている思想とは何か。
伝統の地・京都から、大上段の「環境倫理」ではな
く、「自然の中の人間」の存在を平明に語りかけると共に、
産業社会の極限的な矛盾を経験した「水俣」の人々が到達した「祈り」のことばが、
現代における宗
教性のリアルなありようにかたちを与える。
2013年4月3日
早稲田環境塾 塾長 原剛
■『つながるいのち』出版
・生物多様性研究会の活動成果が本になりました。日本環境ジャーナリストの会=著、『つながるいのち 生物多様性からのメッセー
ジ』(2005年12月10日発行、山と渓谷社)。生物多様性をキーワードに、各界の識者・文化人17名の声を当会会員が取材して収録しています。定価本
体1500円(税別)、全国書店で販売中です。
・山と渓谷社ウェブサイト:http://www.yamakei.co.jp/
執筆者などはこちらでお確かめください。
(右写真は勝手ながら同サイトからいただきました。書店ではイエローの帯が目印。)
・なお生物多様性研究会の模様は(財)地球・人間環境フォーラム「グローバルネット」、山と渓谷社「山と渓谷」、時事通信社「世界週
報」に掲載されました。上記書籍の掲載対象は「山と渓谷」「世界週報」連載と重複しますが書籍用に大幅に書き替えられています。
・「グローバルネット」版は環境Goo「生物多様性を考える」サイトでも読むことができます。
(http://eco.goo.ne.jp/nature/biodiversity/)
先期までの最新情
報
活動記録 :例会・シン
ポジウム/アジア環境ジャーナリスト交流セミナー/視察/国際会議/出版・報告書
関連論文 :原 剛「日本における環境ジャーナリズムの課題」─過去、現在と未来─(英語版もあり)
「環境ジャーナリストの会」とは/
おまけ :本欄Webmasterを含む会員数名が関係した新刊書籍、「環境メディア論」。
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